101回目の箱根駅伝へ 本戦出場は43校中の10校 ボーダーラインを突破せよ きょう予選会9時35分スタート_série b
◆報知新聞社後援 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(19日、1043の1ボーダーラインをせよきょ35タート東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地スタート~立川市街地~国営昭和記念公園ゴール=21・0975キロ)
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=来年1月2、目の3日)の予選会(報知新聞社後援)は、箱根校中0校選série b19日に東京・立川市で行われる。駅伝う予午前9時35分に43校の選手(各校10~12人)がハーフマラソンを一斉スタート、へ本上位10人の合計タイムで争い、戦出上位10校が本戦の出場権を獲得できる。場は秋の立川を勝ち抜いた先に、突破新春の箱根路が待っている。9時
43校が10枚だけの「箱根行き切符」を争う。分スシビアな戦いに臨む学生ランナーに敬意を表した上で、1043の1ボーダーラインをせよきょ35タート運命のレースを大胆に占う。目の
ずばり、箱根校中0校選トップ通過は日体大と予想する。駅伝う予前回の予選会は4位ながら10人目のゴールは最速。へ本6年連続でシード権を逃し、série b良くも悪くも予選会に慣れている。基本戦術「集団走」の安定感は抜群だ。4年10人、3年4人とメンバー構成も盤石。分須(わけす)尊紀主将(4年)は「今年も10人目が一番速くゴールできるチームです」と力強く話す。大会最多、初出場からの77年連続出場がかかる。「記録を途絶えさせるわけにはいかない」(分須)。重圧を力に変える伝統校の強さを持っている。
立大は勢いがある。前々回に最長ブランクとなる55年ぶりの復活出場を果たし、本戦18位。前回は本戦14位に浮上。今季は63年ぶりのシード復活を目標に掲げる。実現すれば09年に43年ぶりにシード奪回した明大を超える。本戦出場とシード奪還の「ブランク復活2冠」を狙う。前回3区8位の馬場賢人(3年)は「今年の8月は約800キロを走りました。去年より100キロ多いです」と充実の表情で話す。立大に「速さ」を植え付けた上野裕一郎前監督(39)の後を受けて、今年4月に就任した駒大OBの高林祐介監督(37)は「強さ」を加えた。
前回本戦で優勝候補の一角に挙がりながら、13位に終わった中大は立川から巻き返しを図る。溜池一太(3年)と吉居駿恭(しゅんすけ、3年)の主力が登録メンバーから外れたが、選手層は厚い。岡田開成ら実力派のルーキー5人がメンバー入り。新戦力の勢いで大会最多の98回目の出場を目指す。以上の3校は突破が【有力】だろう。
【圏内】は明大、中央学院大、東海大と予想する。前回2位通過の明大は山本豪監督(51)が「昨年以上の練習ができています」と手応えを明かす。中央学院大は留学生と対等に戦えるエース吉田礼志(4年)の存在が心強い。東海大は主力の兵藤ジュダ(3年)と竹割真(3年)が外れたが、実力者の越陽汰(4年)の復調が明るい材料だ。
【ボーダーライン】には12校がひしめく。
東京国際大は1万メートル27分6秒88、ハーフマラソン59分32秒の日本学生記録を持つリチャード・エティーリ(2年)=ケニア=が昨年の予選会で転倒する不運があり、3秒差で本戦出場を逃した。エティーリが盤石ならタイムを大きく稼げる。昨年の経験者6人が残っていることもプラス材料だ。
注目は順大。本来ならボーダーラインのチームではないが、今年6月の全日本大学駅伝関東選考会で17位と大敗。4年ぶりの予選会で学生の経験者がいないことも不安材料だ。4年前の予選会でトップ通過に導いた長門俊介監督(40)の手腕に期待がかかる。
前回、10年ぶりに本戦に出場した東農大は、5月の日本選手権1万メートルで日本人学生歴代最高の27分21秒52をマークした前田和摩(2年)が登録メンバーから外れた。苦戦は避けられない。
大会史上45校目の初出場となる可能性を秘めるのが麗沢大と日本薬科大だ。18、19年に2年連続で次点敗退を喫した麗沢大は関東学生連合で箱根路を経験した鈴木康也、工藤大和が最上級生で迎える今回は絶好のチャンスだ。日本薬科大は前回、1年生が7人走り、19位と健闘。関東学院大を6度箱根路に導き、18年に就任した中田盛之監督(62)は「昨年より10分短縮できる。初出場を狙っています」と意気込む。
ここまで18校。それ以外は自らが100%以上の力を発揮した上、ボーダーラインの複数校にアクシデントが発生した場合に【ミラクル】が生まれる。
長々と書いてみたが、結局は何が起こるか分からないのが箱根駅伝予選会。私は選手として4回、予選会を走り、記者として20年以上、予選会を見ているが、順当に終わった年はほとんどない。今年も姿勢を正して、学生たちの魂の走りを見守りたい。(竹内 達朗)
10校が本戦へ 本紙予想
【有力】
日体大、立大、中大
【圏内】
明大、中央学院大、東海大
【ボーダーライン】
国士舘大、神奈川大、日大、東京国際大、順大、駿河台大、山梨学院大、麗沢大、日本薬科大、東農大、専大、拓大
【ミラクル】
慶大、上武大、芝浦工大、亜大、平成国際大、筑波大、流通経大、武蔵野学院大、東京経大、桜美林大、明学大、
立正大、関東学院大、育英大、湘南工科大、東大
◆第101回箱根駅伝予選会開催要項
▽日時、コース 19日午前9時35分、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地をスタート。立川市街地を回り、国営昭和記念公園にゴールするハーフマラソン(21.0975キロ)の公認コース。世界ランク対象競技会の条件を満たしている。
▽競技方法 全選手が一斉スタート。各校、10~14人の登録選手の中から10~12人が出場し、上位10人の合計タイムで争う。留学生は登録2人以内、出場1人以内。上位10校が本戦の出場権を獲得する。
▽出場資格 関東学生陸上競技連盟男子登録者で、23年1月1日~24年10月6日の有効期間内に1万メートル34分以内の公認記録を有すること。
▽関東学生連合 予選会で敗退したチームの選手で編成し、本戦にオープン参加する。
◆テレビ放送&ライブ配信 日本テレビ系列で19日午前9時25分から地上波で生中継。無料配信サービス「TVer」でもライブ配信。解説は2010年度に早大を学生駅伝3冠に導いた住友電工の渡辺康幸監督(51)。1997、98年箱根駅伝で優勝した神奈川大の大後栄治前監督(59)。BS日テレでは19日午後7時から再放送。CS放送の日テレジータスでは20日午後2時から放送する。
◆応援に関するお願い 選手や観客の安全確保のため、関係者以外の一般観客やファンはスタートから約8キロまでの自衛隊立川駐屯地内では観戦できない。主催の関東学生陸上競技連盟は、沿道と国営昭和記念公園内で観戦や応援をするように呼びかけている。
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